除雪機修理【88F供曚修5

  • 2011/12/31(土) 01:23:07

今年も残すところあと1日ですね。
このブログは7月3日からのスタートで、タイトルの通り1/8バギーを中心に公開する予定でしたが・・・

既にご存知のとおりATVの修理から始まって、今ではすっかり除雪機修理に関するブログとなってしまいました。
なので今後はどんな方向に進んでしまうかは私にも判りません。
しかし春になって雪解けと共に再び1/8バギーネタも再開されると思います。
その前にDEX410Rにも触れるでしょう。


という事で今はまだ除雪機の修理がメインのブログです。

では行ってみよう!
前回の続きである「ヤナセの88F供廚僚ねです。

前回、フリクションディスクを改造してホンダのディスクを流用する等して今後の部品供給に備えてみました。
しかし前回の改造はあくまでも途中経過であり、完成までにはまだまだ先がありました。

なので今回はその先の部分について触れたいと思います。

・・・と、その前に。

組上げたエンジンを載せ、機関関係の試運転を試みました。
アフターファイヤーが直ってくれている事を祈りつつエンジン始動!

リコイルを数回引き、キャブレターからガソリンが漏れ出した直後に勢い良く始動するエンジン。
ここまではバッチリ!
(※ヤナセのJ型のキャブレターは吸込み口からガソリンが漏れ出てきます)
そしてスロットルにてアイドリングや全開を何度も試みます。

うん。
アフターファイヤーは無し!
直ったようです。
ヽ(´ー`)ノ

なので次の工程である、パイロットスクリューやアイドルアップスクリューの調整を行おうと思ったらガス欠。

ん?
でもおかしいぞ。
こんなに早く無くなる?

と思って何気にガソリンタンクを見たら燃料が漏れていました。
Σ(゚д゚lll)ガーン

タンクを外して見てみたら・・・
ステーとの接触部分に穴が空いてました。

なので燃料を別容器に移してハンダにて修復を試みました。


また、組付けの際には同じ事が起こらないようにステーとタンクの間にゴム板を挟んでおきます。
これでバッチリ!


ってことでここからフリクションディスクの改造の続きになります。

先ず用意したのがLOCTITEの超高強度メタルパテです。
圧縮強さが1260kgf/cm^2という圧縮強度があり、腐食&磨耗にも耐性があり、-30〜120℃での使用が可能というパテです。


このパテを脱脂した表面に塗り塗り塗り塗り。
クルクル回しながら塗り塗り塗り塗り。
気分は陶芸家です。


乾燥して硬化した表面は艶が無くなり若干のゴム感が出ます。
ホームセンター等で市販されているエポキシですと表面がツルツルになるので滑りが懸念されますが、このパテならば十分な摩擦力が発揮されると思います。


硬化時間は常温で6時間との事ですが冬だという事を考えて一日放置し、完全硬化を確認してから試験も兼ねてグラインダで表面を均一にしたいと思います。

これでフリクションディスクの完成です。
(※ヤマハはホンダではドリブン(ドライブ)ディスク)

続いてフリクションリングに移ります。
(※ヤマハやホンダではフリクションディスク)
前回までで完成していたフリクションリングですが強度的な不安がありましたので、今回はその補強です。

ボルトを追加するという方向で考えておりましたが、そうするとホンダ純正のフリクションディスクが使えなくなるという問題があったので・・・

高強度のボルトに入れ替えました。

写真では判りにくいですが、前回はステンレスボルト。


今回はクロムモリブデン鋼のボルトです。


これで強度の問題もホンダ純正との互換性もバッチリ!


やっと88F2の修理終わりが見えてきました(笑)
見えてきたので中断していた塗装作業も再開しなくては・・・

という事で残す作業は
・塗装
・各種オイル交換
・組立
・燃調
・試運転!

文字にすると簡単だけども工程はまだまだありそうです。
ですが何も問題が無ければ次回報告で完結出来そうな所まで来ました!


あ!
そうそう!
忘れていました。

エンジンからVベルトを介して回っている走行用プーリーのスプラインが磨耗していたという問題が残ってました。


これ写真で見るとスプラインがもう少しで無くなりそうですが、実は反対側では殆ど磨耗していませんでした。
なのでこのままでも使用は問題ないと判断しました。

しかし隙間の分だけガタがあるのも気になるので。

こちらもパテで修復。


しかし前述のLOCTITEのパテでは不安です。
なのでこちらはもっと高強度のパテを使いました。
表面硬度に優れているので硬化後にタップも立てれるほどのパテで、兎に角密着性に優れています。

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商品詳細はコチラをご覧ください。

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これで試験をしてみてダメなようであれば、今回はスプラインを残すような方法で対策しましたが、今後の部品供給が困難な事を考えれば接合もありだと思っています。

或いは・・・
このままでもスプラインが無くなる事は無いでしょう。
製造から何十年でも残っているのですから、スプラインが無くなる前にエンジンがダメになるか、各部の鉄が朽ちるでしょう。
プニュ( ´∀`)σ)Д`)

という事で2011年の締めくくりは除雪機ネタになってしまいましたが、RC関係でお世話になった方々や偶然ここを読まれた皆様にご挨拶。


良いお年を!!


( ´∀`)ノシ

除雪機修理【YSM555】その1

  • 2011/12/28(水) 18:33:46

何気にオークションを眺めていたら近郊で中古が出ていた。
ヤマハのYSM555です。

状態説明では恐らくギヤがダメでオーガーが回らないということらしい。
そして昨年の確認時にはメーカーから部品が出るようですと書かれていました。

ヤマハのYSMについては既に経験済みなので、ウォームギヤの交換で済むならば安価に友達へと出せると思い購入。

錆こそ多いが、再塗装してしまう予定なので関係なし。


オーガーのウォームギヤを確認するにはオーガー両端のボルトを外し、ギヤケースのボルトを3本外せば確認出来る。
しかし、今後の事も考えてオーガーハウジング裏のプーリーから分解しておくのが懸命だろうと思い、プーリーを外す作業に取り掛かります。

しかし・・・
このプーリーってのが兎に角外れない。
古い除雪機であれば外れない可能性はかなり高く、メーカーでも外せない事が多く、時に切断して新品に入れ替える事が多いという。

プーラーなどという工具を持っていない私はこんな感じで試みる。


今回は運良く抜けてくれた。
それでも色々と試行錯誤して1時間以上も費やしてしまった。


そして現れたウォームギヤ。

うへぇ〜(笑)


どひゃぁ〜(笑)



完全にご臨終です(笑)

本来ある筈のギヤケースのボルト3本が無いので、それが原因でダメになったのか?或いは修理を試みて外したものの諦めてボルトを付け忘れたのか・・・
兎に角オイル(と呼べる状態ではありませんが)がダダ漏れでオーガーケース内部もオイルでギトギトでした。

しかもオークションでの商品紹介写真ではオーガー部を含む前面からの写真がありませんでした(笑)
前面からの写真でもあれば異変に気が付く程にオイルまみれでした。

これこそまさにオークションの醍醐味ですよね。
オークションの楽しみ方の一つでもあります。
当たりがあれば外れもある!
統計すると結局いつかはプラスマイナス・ゼロになる筈です。

なので今は「これをどうやって直すか?」だけを考えればいいのです。

既に私の手に渡ったのですからなんとか頑張るしかありません。
オークションの商品紹介ページには「昨年の確認時には部品が出る」と書かれていましたので特に問題にする事もありません。

早速ヤマハに価格と納期を確認してみました。
そしてその答えが・・・


Y:その部品は出ませんね


エェ━━━━━( ゚Å゚;)━━━━━!!?


さらに曰く
Y:昨年、その後継機種のYSM560の同部品ですら出なくて、私も苦労しました。

エェ━━━━━( ゚Å゚;)━━━━━!!?

ヤマハの話では結構前に在庫無しになっているとの事でした。
俺、残念!!(笑)

でもでも!
それこそギヤなんて後継機種や同馬力クラスの除雪機で共有しているだろうという思いで、流用できそうな部品はありますか?と聞いてみた。

Y:先ず無理でしょうね。
Y:可能であれば、その品番が出てきますから。
Y:何せ昨年私がYSM560ですらも苦労したのですから。

Ω\ζ°)チーン
まさに終了で御座います。

今年になってから何度かお世話になっているヤマハのメカニックさんに言われましたので、まず間違いは無いでしょう。
時には裏話まで色々と教えてくれているメカニックさんなので適当な事を言われている訳でもなさそうです。
YSM560の同じ部分の故障を修理した時の話を教えてくれましたが、直すにはそれなりの設備と苦労が伴ったそうです。
(メカニックとしての意地もあったそうです)


まだ他の部分の確認をしていないのですが、他の部分の状況次第で何かしら考えなくちゃイいけませんね。
単純にオーガーのギヤだけの不良であればユキオスの様にして復活もアリだと思っております。

という事でこのYSM555は急がずにゆっくり考えましょう。
そのうち中古部品が出るかもしれません。というか出て欲しい(笑)


追伸
現在手がけているヤナセの88F?のアフターファイヤー現象は直りました。
面倒なので一度に色々と施したので原因を特定は出来ていませんが、恐らくマフラーにエアを吸い込んでいたのが原因じゃないか?と思っております。
(実施内容に付いては過去参照)
新たに燃料タンクからの燃料漏れがあったりと一進一退しておりますが、時間さえ作れれば作業は進むかと思います。


( ´ー`)フゥー...

除雪機修理【88F供曚修4

  • 2011/12/25(日) 01:19:43

修理は暫くお休みします宣言をしたヤナセの88F2。
しかし結局他にする事が無くちょこちょこ弄っておりますので、そのご報告を致します。

・キャブの洗浄
・点火系のチェック
・排気のシール
・フリクションディスクの改造


先ずはキャブレターの洗浄からになります。
形状はちょっと特殊ですが、特に変わった事もなくニードルやフロートを分解して各部の詰まりが無いかをチェックします。
私のチェック方法は、パーツクリーナーを各穴に吹き込んで繋がっている他の穴から噴き出すか?を見ます。


組立の際にはガスケット部に「バスコーク」を使用。
耐油、耐熱、耐圧性に優れていてとても便利です。
燃料ホース接続部分のエルボにもシールテープを用いて接続しておきました。


これでキャブレター関係は終了。
エンジン始動に問題が無かったように、キャブレターにも問題は見当たりませんでした。
なので残すは組付け後の燃調とアイドル調整で大丈夫でしょう。



続いて点火系のチェックです。
既に「手でフライホイールを回すと火が飛ぶ」のを確認済みですが、今回はもうちょっと踏み込んでみました。
フライホイール内部にあるコンタクトポイントという部分のチェックです。


コンタクトポイントの接点部です。
少し焼けが生じていたのでヤスリで磨いておきました。
(写真は修整前)


そして再びフライホイールを手で回してプラグに火が飛ぶか?を確認します。
折角なので新品のプラグに交換しちゃいました。


プラグはNGKのBR6HSが付いていました。

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これで点火系は全て完了です。
今回はコンタクトポイントまでチェックをしてみましたが、これは過去に頂いたコメントから知った事になります。
有難う御座いました!
まだまだ何も知らない素人ですので非常に勉強になります!


続いて排気系です。
現状ではアフターファイヤーが発生し、その原因はマフラーのエア吸い込みと燃料が薄い事だと思っています。

機種は違いますが、同ヤナセの除雪機のパーツリストを見るとガスケットが存在しているようです。
(※パーツナンバー883)


しかし実際はこの様にガスケットが存在していませんでした。
或いはこの薄い鉄板(SS材でした)がガスケットの役割をしているのでしょうか?


定かではありませんでしたので、各面を整えて洗浄をしてからホルツのガンガムを使ってシールしてみました。
マフラー用のパテなので耐熱にも問題は無いでしょう。


【ホルツ ガンガムチュ−ブ】
商品説明を見ると「チューブ式の耐熱パテです。耐熱温度700℃で、排気ガスの漏れを防ぎます。硬化後は石のように固くなり強度も抜群です。熱硬化タイプなので、排気熱で短時間で固めることが出来ます」との事なので大丈夫でしょう。
1本持っていると自動車の排気漏れ等にも使えるので便利です。

ガンガムチューブ MH720

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マフラーのシールとキャブレターのシール。
どちらも氷点下環境では硬化し難いので、エンジンを室内に持ち込みます。
というか思いっきり居間ですが(笑)
キャブレター取付の際にもガスケットと合わせてバスコークを使用します。
これでエンジン関係は燃調とアイドル回転数の調整を残して終わりになります。



さて・・・
残すは問題の走行関係の破損ですね。

部品代が¥75,000円という事でしたので新品購入は諦めて、何かしら良い方法が無いか?と模索しておりました。

そして私が考えた方法が以下になりますが、現状ではまだ未完です。
未完である理由も後述いたします。


先ずはフリクションリングを切断します。
見ての通りハンドソーによる切断なので大変です(笑)
ケガキを入れるために邪魔になる耳をカット!


そして最終形をマークしてカット!
ある程度中心を出しておかないと、回転の際に振動が発生してしまうので慎重に(笑)
それを踏まえての三角形です。
・・・と思ったけども、そこまで回転数は上がらない部分ですね。


このようにカット!
あ、ピザが食べたいかも!


さらに鋭利な端部もカット!
疲れる〜(笑)


完成予定はCADにて簡単に寸法を出しておきました。


さぁ!
ここで登場するのがホンダのフリクションディスクです。
この部品はホンダでも新品が出る筈ですので、今後も供給が可能だろうという事での採用です。
今回は手持ちのホンダのフリクションディスクの穴位置に合わせて穴を開けました。


組付けるとこんな感じです。


そしてこの様に組合わさる予定です。



ヤナセの88F?は走行レバーを入れたままで変速出来ないので、ディスクが磨耗してしまった状態でも大丈夫だとは思いますが、この際ですから磨耗してしまったディスクの補修も考えています。

が、その材料がまだ届いていませんのでそれはまた次の機会にでも・・・

一応これで今後の部品調達も考えての補修方法が見えましたが、実は重大な見落としがありました。

今回、ホンダのフリクションディスクを使用しました。
そしてその際にはホンダのフリクションディスクの穴位置に合わせて、ヤナセのフリクションリングに穴あけをしました。
そしてM5のボルト3本で固定する事で今後の部品調達を可能にしたわけですが・・・

実は強度に問題有り!(笑)


本来、ホンダはM6のボルトで固定なのですが、今回はスペースの関係でM5での固定になった事を受けて、簡単に計算をしてみました。


ボルトの許容せん断応力が0.7ton/cm^2
M5のボルトの断面積が0.134cm^2
使用本数が3本
なので

0.134×3×0.7=0.281ton

ボルトの位置がR20mmで接触外径がR78mm

という事で、摩擦する外径部分に72kgfの外力でボルトが破断してしまいます。

衝撃や繰り返し荷重を考えるとちょっと不安です。


なのでさらにボルトを増やす必要がありそうなので、外周に近い部分にさらにM5のボルト3本を追加する予定です。
(しかし、そうしてしまうと今後は磨耗してしまったフリクションディスクを交換する際には、購入したディスクにも穴あけ加工が必要になってしまうのが残念)

あれ?
だったらホンダのディスクを正規に使う場合でも壊れてしまう可能性があるんじゃないの?と思われてしまうかもしれません。
でもそこはメーカーです。
ちゃんと計算されています。

今回使用したホンダのフリクションディスクはHS50等の5馬力に使われるディスクであることと、取り付けはM6のボルト(さらに、もしかすると高強度のボルト)を使用している事から、正規の使用では問題が無いものと考えます。

しかし車体重量が増した8馬力クラスへの流用である事と、スペースの問題からM6を使えずにM5ネジを使用したことで問題になると考えられます。



何にしても、この様に再び機械として仕事をさせる道筋が立ちました。
が、まだまだ細かい調整が残っているのと、磨耗してしまったディスクの補修が残っていますので暫くは楽しめそうです。

機械弄りって本当に楽しいです。

ヽ(´ー`)ノ

除雪機修理【88F供曚修3

  • 2011/12/21(水) 15:34:58

今回は作業報告ではありませんが、個人的に残念な結果になってしまったのでご報告です。

今回の修理に必要とされていた3つの部品。
☆プーリーボス
☆フリクションディスク
☆ドライブ(ドリヴン)ディスク

仮に3種の神器と致しましょう。
そして神器というだけあって、新品購入はかなりの高額でした。

仮にいくらなのかな?と予想してみてください。
そして貴方の予想額が決まったら次に進んでみてください。

因みに・・・
ヤマハやホンダのフリクションディスクは3,000円台だったと記憶しています。
これを参考に、3種の神器の合計金額は!

なんと!
75,000円!!

(ヾノ・ω・`)ナイナイ
そんな気分でした(笑)

というかショップ店員さんも一緒に
(ヾノ・ω・`)ナイナイ
とやっていました(笑)

こんな金額なので在庫確認してもらうまでもなく諦めました。


さて。
困りました。
こうなってしまっては、私が取るべき道はいくつかあります。

1.そのまま戻してギリギリで使う事にする
 (既に除雪機があるので使いませんが)
2.修理を諦めて部品取りとして必要な人に
3.根気良く中古部品を探してみる
4.改造してでも復活させる
5.初めから買ってなかった事にする(笑)
5.夢かもしれない?と思って寝てみる(笑)
5.この際、雪の降らない地方に引っ越す(笑)

現在、2or3、4で揺れています。
暇があれば是非とも4で進めたいのだけども、現状は車庫内に除雪機2台とATVが入っているのでかなり圧迫されています。
車を入れるとパンパンな状態です。

という事で88F2については一旦お休みします。

あ。
アフターファイヤーの原因追求やキャブのO/H等のほかの部分は地下で進行させますので、報告があれば致します。

( ´∀`)ノシ

除雪機修理【88F供曚修2

  • 2011/12/20(火) 18:04:22

ヤナセのスノースロワー88F兇僚ね記録その2です。

除雪機の修理を始めてから周りの人達に「変人」と呼ばれています(笑)
わざわざ不調なものを買って直す。
そういう商売をしている訳でもなく、これまでも色々と直してきた訳でもない凡人が急に何かに目覚めたかのように除雪機を直す。
確かに変人というか変態だという自覚はありますね。

何の為にやってるの?と思われるが、その理由は2つあります。
一つは「復活して再び仕事ができるようにする達成感」で、もう一つはちょっと違う角度からですが「設計者の設計思想を汲み取る」です。

私も一応20年近く設計業に携わっておりますので、色んな機械に触れるのはとても勉強になります。

私が設計をする際には勿論色んな事を考えて設計をするのですが、やはり構造(強度)的に可能かどうか?や製造コストを優先しがちです。
整備性については割りと下位に位置づけしてしまうフシがあります。
それは現場で場数を踏んでいないという私の弱点でもあります。
なのでこうやって除雪機という一つのカテゴリーに於いて、各メーカーの特徴的な構造を比較したり、整備性を体験するのはとても勉強になります。

まぁ
そんな話は知ったこっちゃない(笑)って事で、今日の作業を振り返ってみましょう。


現状、ドコにどんな損耗があるのか判らない中古品。
概観は比較的綺麗ですが、機械的な部分は仕事量に応じて損耗している筈ですので、先ずは分解をして各部のチェックをしてみることにします。


サクっとエンジンを降ろします。


このエンジンはアメリカ製のブリッグス&ストラットン製の8馬力なのですが、ヤマハの8馬力に比べて非常に軽かったです。
持ち運びも楽チンで腰に優しいエンジンです(笑)

そして次はクローラーを分離します。
この時点でクローラー単体での転がり感もチェックしておきます。



さぁ!
いよいよ内部の分解です。
負荷がかかる部品が沢山あるので、損耗の可能性が高い部位になります。


先ずはコチラをご覧ください。
エンジンのプーリーからVベルトを介して大きなプーリーがあります。


これは走行用のプーリーなのですが・・・

スプラインが磨耗してガタガタになってました。
現状ではまだプーリー側のスプラインが残っており、構造的に直ぐにダメになる訳では無さそうですが要交換ですね。


そしてそのプーリーの軸を介して反対側にフリクションディスクがありますが・・・

中央部の樹脂が削れてしまって凹んでいます。
削れてしまっているので地肌である鉄が顔をだしてしまっています。
これでは1〜2速での走行が困難だったと思います。


フリクションディスクがこの有様であるという事は・・・

やっぱり、フリクションリングも磨耗していました。
ヤナセのフリクションリング(他社ではフリクションディスク)は金属製です。
かなりの磨耗らしく、見ての通り裂けておりました。


フリクションリングとフリクションディスクが組合わさった状態ではこんな感じ。


これはやはりどちらも要交換になるが、果たしてここまでの部品が出るのだろうか?
ちょっとだけ不安になります。


そして最後の砦。
破損していたら厄介な部分であるギヤ関係。


お見事!
問題なし!


これで必要な部品が判りましたので、明日にでも注文してみようと思います。

一応、部品の調達が可能だという期待を込めて、次の工程である塗装作業の準備に取り掛かります。
流石にこの季節の外気温では塗装が無理なので屋内に運びます。
2階の空いている一室での作業ですが、小分けにしたとは言え階段がキツかった(笑)



と、これで今回の作業報告は終わります。
部品が手に入るかどうか?が鬼門になりそうです。

また、既に我が家には稼動する除雪機が1台と友人宅へ丁稚奉公している除雪機があるので、今回必要な部品代が高価だった場合には考えなくてはいけません。
本当は程度の良い中古部品があれば嬉しいのですが、その可能性はゼロでしょうし(笑)



でも、そんな事を悩んでいても仕方が無い!
楽しんでやっているのだから、それでもいいじゃないか!


よ〜し。
こうなったらちょっとだけ遊んでやれ!


ぶい〜〜ん!

早いぞ〜(笑)