除雪仕様ATVとHS970

  • 2012/01/31(火) 01:36:18

先日、ここ札幌でも短時間で数十センチという積雪がありました。
今シーズンは地域的に雪が多い所もあり、除雪には本当に苦労されてる方も多いと思います。

私の住む札幌に至っては、今年はそれほどでも無いか例年並だと感じていますのでそれほど苦労はしない筈なのですが、目の前がゴミステーションなのでなんとなく除雪をしているとか、近所で福祉サービスを利用している方の家の除雪ボランティアをやっている等の理由で結構な面積の除雪を行っております。

私の家の並びで4軒分。
道路を挟んで向かいの家の並びで2軒分。

それでも我が家の向かいと隣が空き地なので、排雪場所には困らないのが救いです。

そこで・・・少しでも楽をしたいな〜と思い、我が家のATV(4輪バギー)にこんな物を取り付けてみました。



フレームは廃材をノコで切って、適当な金具でネジ留め。
スコップ部分はホームセンターでスノープッシャーなるものを購入しました。

PP雪はねプッシャー

新品価格
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製作時間一晩。
取り付け時間数分。
制作費1500円弱。

使用するまでは「こんなオモチャじゃ使い物にならないだろう」と思っていましたが、これが実に楽チン♪

圧雪には向きませんが、普通に降り積もった雪であれば問題無く使えます。

このATVで先ずは投雪する空き地前に一箇所に雪を集めます。
そしてそれを除雪機で空き地に投雪。
このコラボですと、20cm程度の積雪であれば、上記の面積でも2時間程度で終わります。

見ての通りタイヤはオフロードタイヤそのままで、ピンスパイクもチェーンも付けていませんのでスリップすることがあります。
しかしトラクションが掛からないのでスコップが壊れる前にスリップしてくれます。

本当は「今年は鉄で作る!その為のデータ取り」と思っていたのですが、平地であればこれで充分機能してくれるし、何よりもコストが安い。
このスコップはバラ売りしているので、割れても600円程度で買えるのです。

もう少しこのままで使ってみて、来年にはもう少し「見れる物」を作りたいですね。

2013年追記。
その後についてはコチラを参照ください。



さて。
先日になりますが「HS970がバックしない」というヘルプコールがありましたので、早速見てみました。

と、その前に。
私にとっては初のHSTになります。
未だ見たことも無いので、いつもお世話になっているバイクショップに質問してみました。
本来であれば失礼な問いだと思いますが、非常に丁寧に教えて頂けました。
言い方を変えれば、私の存在は商売の邪魔しているとも捉えれるのに・・・です。

近いうちにでも感謝の気持ちを寒中見舞いとして何か持っていこうと思います。
今後も甘えるつもりかっ!と言われそうですが(笑)

これがそのHS970です。



そして、バックをしない原因は・・・
チェンジレバーのパネル裏側のワイヤーケーブルの根元が曲がっており、レバーを後進にいれてもワイヤーが曲がってしまい、結果として車体側のレバーを動かせないという症状でした。


ワイヤーケーブルが固着しているのかな?とも思いましたがそこそこストレス無く動くので、なんで?と思っておりましたが・・・

このワイヤーケーブルとレバーを固定するピンがあり、そのピンが刺さる穴が2つありました。
今まで刺さっていた位置ですと、チェンジレバーを前進MAXに操作するとワイヤーケーブルの根元が少し曲がってしまいます。
それが何度も何度も繰り返される事で癖が付いてしまったようです。

なのでピンの位置をもう一つの穴に移し、ワイヤーケーブルの位置を調整し直せばOK。
(それが上記写真の位置です)

因みに海外のパーツリストサイトを見ても穴位置の指示は無いようです。

もしも今後再発した時には新しいワイヤーケーブルを購入して交換すれば解決すると思います。





今回、初めて依頼を受けての修理でしたが、私が手にする事の無いような新しい除雪機でとても楽しかったです。
HST除雪機もHSTを除けば普通にシンプルなんだな〜と勉強になりました。
また、HS970も我が家の1BOXに乗る事が判りました。

ま、修理と言っても僅か数分の作業だったのですが(笑)
( ´∀`)ノシ

除雪機修理ホンダ【HS55J】その1【完結】

  • 2012/01/26(木) 12:23:31

製造番号112〜で始まるホンダのHS55Jを貰いました。
過去にもHS55Jに触れていますが、そのHS55Jは私がまだ少年だった頃に父親が買った初期型です。
今回は112〜なので後期型。

分解してみるとVベルトが違ったり、サブミッションが付いていたり・・・
成る程。
HS50〜80で共通化を図っている様子。

冒頭でも触れましたが、このHS55Jは捨てるという状態のを貰いました。

概観はこんな感じです。


一部私が分解した後ですが、エンジンもこんな感じ。


オーガーに至っては歯もインペラーも曲がっていてダメです。


見た感じでは屋外に5年以上は放置されていたっぽく風雨に晒されながら修理を待っていたのではないでしょうか?

頂けるという事で現地まで取りに行ったのですが、積み込みにはエンジンを始動させて自走で積み込むのが楽チンです。

そこで私が行った、長期放置されていたHS55Jのエンジン始動までの手順は…

1.エンジンが始動したと仮定して、自走出来るか?を確認。
 ・カバーを外してVベルトの確認
 ・底板を外してフリクション部の確認
 ・ギヤをフリーにした状態で手押しで前後移動可能か

2.燃料タンク内の錆等を確認

3.プラグの状態を確認
 ・煤が固着している場合にはワイヤーブラシでゴシゴシ

4.プラグに火が飛ぶかの確認
 ・プラグのネジ部をエンジンブロックに接触させながらリコイルを引きます
  (接触させる相手面はヤスリ等で少し削ると確実)

しかし、今思えばコレが手順的に間違っていたと思います。
キャブレターの中に残っている腐った燃料を吸い込んでしまう恐れがあるので、リコイルを引く前にキャブレターを外しておくべきだったかもしれません。

そしてここまではエンジン始動に必要な3要素のうち「電気」の確認になりますので、後は残りの「空気」「燃料」があればエンジンは始動する筈。

5.キャブレターの分解
 ・エンジンから取外しメインジェット等を外して清掃します。
 ・フロートの動きもチェック
 ・キャブ上部のレバー関係もスムーズに動くか確認
 ・合わせてガバナやスロットルレバーとの連動も確認

6.エンジンオイルの確認(交換)

これでエンジン始動の準備が整いましたので、ガソリンを注入してリコイルを引く!引く!引く!

だんだんとガソリン臭くなってくればコッチのもん(笑)

チョークとスロットルの位置を少しずつ変化させてリコイルを引いたときの音を聞きながらベストの位置を探します。

リコイルを何回も引く私の体からジワッと汗が出始める頃。

パスッ
パスススンッ

そして次の一回で

ダッダッダッダダダダ・・・
ブォーーーーーーーーン!!


キタ――(゚∀゚)――!!

エンジンの各部に体積したゴミを巻き上げ、マフラーからは見たことも嗅いだ事も無いような排気ガスを出しながら再び息を吹き返しました。

この瞬間は何度味わっても気持ちが良いです。
誰がエンジンを発明したのかは知りません(笑)が、始動の瞬間には男のロマンが詰まっている感じがします。

こうして無事にエンジン始動。
後は自走させて車に積み込み完了!

今までとは違い「現地での作業」となった訳ですが、色々な工具&材料を積んでいたので何とかなりました。
プロの方なら軽装なんだろうなぁ〜(笑)


さて。
エンジンは始動したものの除雪部分がダメになっているのでどうしましょうか?
見えないところも色々とダメになっている可能性があります。
アレコレ悩んだ挙句、この除雪機は部品取りにする事にしました。

そうと決まれば早速分解。
各部のネジも錆びているのでCRCを吹きかけながら分解分解♪
部品取りなので、分解した部品の錆を軽く落としたり汚れや古いグリスも取り除きます。
汚れを落としながらも部品の機能や破損をチェック♪

そして全分解が終わったら、保管の為にパーツ毎に仮組みをしておきます。


うん。
これでギシギシになった車庫内にも保管出来る!
決して広くない我が家の車庫。
既にATV一台と、ヤナセ88F2、ヤハマYT875、スズキSS555が入っております。
この状態で軽とは言え、車も入れなくてはいけない。

分解する事で無事に収まりました。


そして最後に気になっているエンジンの始動性。
現地では時間に縛られていた為、もう一度各部の分解や交換を行いました。

その結果、今は一発始動。
アイドリングも吹けも満足度100%。

こんなに調子が良いなら、不足部品を入手して除雪機として復活させてあげたいと思ってしまいます。



ここは心を鬼にして(笑)
色々と試したい事もあるので部品取りとします。







さて。
次は以前登場したヤマハのYSM555。
これも復活は望みが薄いので部品取りとして分解しようと思っております。

が、その前に・・・

本業もありますし、昨日コメントから頂いた質問への回答の為に我が家のYT875を分解してみようと思っておりますので着手はまだ先になりそうです。

( ´∀`)ノシ

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除雪機修理【SS555】その1

  • 2012/01/20(金) 00:48:35

現在メインで使っているヤハマのYT-875。


8馬力で除雪幅75cmという大柄なボディな為、市の除雪車が残していった雪の塊も木っ端微塵に粉砕して投雪してくれます。

しかし。
その大きなボディでは、我が家の家と塀の間を通れません。
そこを通らないと家の裏にある庭に行けないのです。

という事で・・・
除雪幅55cmという小型の5馬力を購入!


見ての通り年式の割りに非常に綺麗です。


エンジンがホンダのGX160(5.5馬力)に載せかえられていますので、今後のメンテナンスや不慮のトラブルにも対応出来そうです。


上の写真ではVベルトのガイド(L型の金具)が機能しておらず、エンジン始動と共にオーガ&インペラが回転していました。
そこで色々な場所を試した結果、下の位置で落ち着きました。
これで走行の切り離しもオーガー&インペラの不用意な回転も解消されました。


走行のフリクションディスクの磨耗も殆どありません。
そんなに使われていない車体だったのでしょうか。
内部も非常に綺麗でした。



ロッカーアームのカバーからオイルが滴っていたのでカバーを空けてみると・・・
シール材がめくれていましたので正しく組みなおす事で漏れが止まりました。


一見、オーガハウジング内部も綺麗なので再塗装の必要が無いかな?と思いましたが、雪の付着度合いからすると普通塗料での塗装だと思われますので、いつものアクリルシリコン塗料で再塗装をしてあげると投雪距離が格段に伸びる事でしょう。


そうそう!
私にとって初のスズキ除雪機なのですが、操作感に疑問を感じました。

ハンドル左手にある「上から握るレバー」が走行用レバー。
ハンドル下部にある「左右にまたがっているハンドル」がオーガ用レバー。


で…
構造的に、走行レバーを握っている時はオーガ用のハンドルをロック出来る仕組みになっています。

実際に使ってみるとホンダやヤマハで慣れた人にはとても違和感があります。
違和感を説明すると非常に長くなるので割愛しますが、その違和感を解消する為に、各レバーの操作を入れ替えてみました。

うん。

これならば納得。
あとはラベルを作って貼れば完璧でしょう。

除雪機修理【88F供曚修6【完結】

  • 2012/01/17(火) 19:08:16

新年最初の投稿になります。
その記念すべき一発目になる記事を先ほど書き終えた所で、操作ミスにより消えてしまいました。

今、非常に切ない気持ちで書き直ししております(笑)

では・・・
気分を取り戻すべく、皆さんに新年の挨拶でも致しましょう。

明けましておめでとう御座います。
本年も宜しくお願い致します!

( ´ー`)フゥー...


それでは記憶を辿りながら、ヤナセ88F兇僚ね記録を残しましょうか。


先ず、前回までで破損したフリクションディスク部の改造を終えましたので早速組付け!


それと平行して、オーガーやシュート等の雪と摩擦する部分の塗装も行います。
使っていない6畳間にポータブルの暖房をONにしての塗装です。


除雪機の塗料に関してはコチラをご覧ください。


完全に乾燥させるために数日放置して、イザ!組立!
そして改造部分の試験を行います。

改造に使ったメタルパテですが、メーカーが公表しているデータの数値上では問題が無いと思っての使用でしたが実際に使ってみないと何があるか判りません。

今回の試験方法は、除雪機を固定した状態で前進させてキャタピラをスリップさせます。
恐らくこれが負荷的には最大になる筈ですから、これに耐えてくれないと成功とは言えません。

上記の状態で3〜5分ほど走行(スリップ状態)させた後、分解してディスクの状態をチェックしてみます。

むむっ。
ちょっと磨耗していますね。


この結果には満足・・・出来ませんでした。
耐用年数○○年!とは言えないですもん。

しかし困りましたね・・・
他の方法を考えなくてはいけません・・・

と・こ・ろ・が!
ひょんな事から神の恵みにより、部品をGET!


ウキウキしながら早速組付け!


これでバッチリだ!
そんな思いで試験・・・というか実際に除雪作業に使用していたら。

アフターファイヤー再発!!
Σ(゚д゚lll)ガーン

あれこれ手を尽くし、やっと収まったと思っていたアフターファイヤー。
それがココに来て再発!

これには本当に凹みました(笑)
アフターファイヤーの原因として考えられる要因で、残すは点火タイミングくらいしか思い当たりません。
しかしタイミングライトを持っていませんし、使い方も知らない(笑)のでちょっと大変そう。

ちょっと私の限界を超えてしまっていると感じたので、自動車整備を生業にしている友人にTELしてみました。

そこで気になる言葉が。


「ニードルに段は付いてないよね?」

(´・ω`・)エッ?

段が付いてる〜〜〜っ!!


これじゃぁ確かに燃調が出にくい。
燃調はスクリューを1/4回転毎に回して様子を見ていますが、段差があると1/4回転でも大きく結果が変わってしまいます。

なるほど!
確かにカブリ気味かと思ってスクリューを1/4回転させると、今度は薄いんでない?と思えるような症状が出ていた記憶があります。

しかし、まさか1/4回転でそんなに変わるはずが無い!と決め込んでいましたので、ヤナセもといブリッグス&ストラットンのエンジンは気難しいのか、他の部分に問題を抱えているのか?と思っていました。

そこで紙ヤスリで段を削り、仕上げのペーパーで表面を整えました。


そして組付け&燃調をしてみます。

おっ?!
なんだか調子が良いぞ?!
エンジンの再始動も非常にスムーズだ。

調整を終えて、実際の除雪試験を行ってみる。


うん。
負荷が掛かっても安定しているし、ハーフでも1/3でもアイドリングでも安定している!

これ、完成じゃないですか?

って事で、ここに

CONGRATULATION

を表明致します(笑)

上記試験は、既に2メートル以上に積み上がった雪山を崩して出来た堅めの雪をハーフスロットルにて投雪している様子です。
フルスロットルにしてしまうと、奥の家まで飛んでしまう勢いでした(笑)

そんな試験を終え、オーガー周りの雪の付着状況のチェック。
うん。
アクリルシリコンの塗料は相性が良いらしく、雪の付着も非常に少ない。


因みに、今期我が家で使っている除雪機も同じ塗料で塗装を済ませてあるのだが、除雪作業終了後はホウキでササッと掃くだけで雪が落ちる。
大きな除雪機が置いていった塊等も飛ばしているので部分的に塗料が剥げているが、恐らくどんな塗料を使ってもそれを防ぐ事は出来ないでしょうから、耐磨耗性が低いわけでも無さそうです。

ちょっと暗くなりましたが、修理完了記念に一枚。



追伸
問題無し!としていた走行用プーリーのスプライン部の磨耗。
念のため部品交換する事にしました。
これで思い残す事も無く、自己満足度は100%になります。

ヤナセ88F供
とても楽しく、勉強になる一台でした。

暫くはメイン使用のYT-875と交互に使って癖を掴みたいと思います。


( ´∀`)ノシ