HS50〜80シリーズのミッションベアリング

  • 2013/11/25(月) 22:03:34

私のブログでは度々話題になるホンダ除雪機のHS50〜80シリーズの問題点です。

私も設計業を営んでおりますので、この部分は明確な意図を持って設計されていると思える部分です。
ですがそれは必ずしもユーザーにとって最適とはならない様な設計です。

悪く言えば・・・・
定期的に交換が必要になるように設計されています。

ここからは少し厳しい文言になります。

メーカーも商売です。
なので、ず〜っと壊れない機械は評判は良くても後に首を絞めてしまいます。

そこであえて定期的に工場に入るようにして、メーカーやサービス店にお金が落ちるようにしなくてはなりません。
また、定期的に買い替えの需要が無いと新規の設計費が出ません。
何十年も使える除雪機は、まさにメーカーにとっては「しまった」になってしまう訳です。

それがまさにHS50〜80のミッションのベアリングです。


あえて一部分だけを開放型にしているなんて、それ以外に説明が付きません。
他の部分は非接触型ではなく、接触型で密閉度を保ったモノを使用しているんですから。

という事で私は接触型のシールドを採用します。 


パッキンの劣化&破断は否めないので、液ガスを使ってシールします。
液ガスも用途によって数種類を使い分けています。


こんな感じでミッションも良好になりました。
まだまだ現役な一台になることでしょう。


そして気になる汚れも落としながら組み立てます。
そういう作業で意外なエラーを発見する事もあるので、面倒でも洗浄は欠かせません。

油汚れが劣化(錆)を防ぐ事もありますので、防錆剤も塗布しています。



因みに・・・
元々はガラガラと異音が出ていました。
その異音はエンジン始動で気が付かない範囲です。
しかし、実は内部では致命的な故障が起きていました。
このままでは今シーズン中に走行不能になっていたでしょう。




続く。


( ´∀`)ノシ

【ホンダ除雪機】HS970 メンテナンス依頼-3 他

  • 2013/11/24(日) 18:50:47

メンテナンス依頼のありましたHS970が完成しました。

これで今年も大活躍してくれるでしょう!



それとコチラは・・・
部品取りにしようと思っていたHS50Jです。


が、
今年の冬にレンタルして欲しいという依頼がありましたので、整備して復活させる事になりました。

このホンダのHS50〜80シリーズは走行ミッションに問題を抱えている事が多く、この一台も例外なくダメになっています。

なのでその部分を修復する為には分解が必要です。



ミッションに辿りつき、古いグリスを除去します。


分解時はこんな感じです。
グリスと泥が混ざって劣化しています。
しかも臭いです(笑)


今でも動いているHS50〜80は、ほぼ間違いなくこんな状態になってますね。
この部分は滅多に開ける場所ではありませんし、開ける為には完全分解が必要ですので。
とは言っても、私が見てきたのはほんの数台ですが・・・(笑)



そしてやはりベアリングがダメになっています。
写真では判り難いかもしれませんが、ボールが磨耗してしまい芯が出ていません。
この状態で使い続けると、やがてギヤが破損して走行不能になってしまいます。



過去のコチラの日記が詳しいですね。

症状が悪化して走行不能になったのはコチラを参照ください。


今回も予備部品を在庫しているので、後は組み立てて完成になります。
それにしてもこの作業は本当に面倒です(笑)

ですがとても大事な部分です。
ここをシッカリやっておけばまだまだ長く使えるって事なので頑張りましょう!

( ´∀`)ノシ

【ホンダ除雪機】HS970 メンテナンス依頼-2 他

  • 2013/11/21(木) 19:32:28

昨日の続きです。

塗装の合間の乾燥時間にキャブレターのO/H。


エンジンオイルも交換しちゃいましょう。


塗装はこんな感じで進行中!


その他、色々とメンテナンスを行っているのですが、やっぱり塗装の乾燥時間の方が長いですね。
その間になにか出来る事は・・・・

なんて思っているとホンダG200のジャンク・エンジンが到着!

平行作業はこれだ!

って事で現状確認しながら分解。


HS50Jの初期型のエンジンかな?
あまりメジャーじゃない部品がついているので、その辺を交換していきます。

ジャンクという理由も判り、それらのパーツも交換します。


カタチになりました。



無事にエンジンが始動して めでたしめでたし。

HS970は まだまだ続く。

( ´∀`)ノシ

【ホンダ除雪機】HS970 メンテナンス依頼-1

  • 2013/11/20(水) 23:42:25

今シーズンに向けてのメンテナンス依頼がありました。

ホンダのHS970です。


機械として使い込まれていますね。


オーガハウジングに穴がっ!


オーガハウジングは買うと高価なんですよね・・・
6万円以上もします。

なので今回は補修してみましょう!


錆を落として錆止め塗装。


そしてメタルパテを盛りました。
写真にはありませんが裏からも盛っていますので剥がれません。


このメタルパテは
引張り強度:385kgf/cm^2
圧縮強度:1260kgf/cm^2
を誇るLOCTITEのメタルパテですので硬化してしまえば強靭です。

硬化には夏季で20時間とあるので その間は他の部分の塗装準備です。

古い塗装を落とします。
ブロックやすりでの人力なのでとても大変なんです(;´∀`)


目処が付いたところで、次はオーガー!

曲がりがありましたので・・・


これまた人力で修正です(笑)


本日の作業はここまで!
続く・・・

( ´∀`)ノシ

YT660E メンテナンス依頼

  • 2013/11/14(木) 21:20:07

今シーズンに向けてのメンテナンス依頼がありました。

ヤマハのYT660Eです。


判り難いですが錆と周りをヤスリで削ります。
段差を無くすことで塗装が凹凸無く仕上がります。


Vベルトが裂けていましたので新品に交換です。


キャブレターのメインジェトです。
比較的綺麗でしたのでO/Hで済みました。


外観を左右するので(笑)
マフラーカバーも外して耐熱塗装をしています。


インペラーを塗装します。
雪の付着が少ないアクリルシリコン塗料がオススメです。


オーガも塗装します。
オーガは少し厚めに塗りましょう!


写真にはありませんが、オーガハウジングとシューターの塗装もしております。
また、オイル交換やプラグの確認、その他電装品のチェックとバッテリーの充電も完了!

塗装が乾燥したら組み立てて終りです。
これで今年も大活躍してくれるでしょう!

( ´∀`)ノシ